最近はじめた新しい技術目標評価制度について
こんにちは。F.O.Xの開発責任者をしています、門田です。
最近Twitterをちゃんとはじめました。勉強会情報とか投げてるのでよろしければフォローお願いします。
さて、今回は、今年の10月からはじめた新しい「技術目標評価制度」についてお話したいと思います。
- 技術目標評価制度とは?
- 今までの制度の課題点と新しくはじめた部分について
- スキルアップフライデーについて
- 1ヶ月ぐらいやってみて
技術目標評価制度とは?
所属プロジェクトでの成果以外の、技術スキル自体を評価するための制度です。
大きく分けて、プロジェクト内でのアウトプットと、プロジェクト以外でのアウトプットの2つを評価します。
プロジェクト以外でのアウトプットは、組織内貢献、個人含むブログや社内外勉強会での発表などを想定しています。
今までの制度の課題点と新しくはじめた部分について
今までも制度としてはあったのですが、以下の課題を抱えていました。
今までの課題
- 技術目標に対して、取り組みの時間が取れていない
- 期間が半年に1度になっているため、新しい技術を目標にしにくい
- 組織内の技術的課題と目標に乖離がある。また、目標が足元の作業に向きがち
- 技術目標を決めることに対して負担が大きく、なかなか決まらない(迷い)
「CyberZのエンジニアの理想の状態」の定義とも乖離した施策になってしまっていました。
そのため、メンバーのみんなや担当役員と何度も相談しつつ、改善版を2016年10月1日からスタートさせました。
みんなに説明した際に使ったスライドが以下です。
資料内にもありますが、大きな変更点としては3点です。
- [てぶら面談] 個々人の目標を担当の技術メンターと一緒に相談しながら決めていく
- [期間変更] 半期(6ヶ月)毎だった目標設定をQ(3ヶ月)毎に変更
- [専用時間確保] スキルアップフライデー!を開始
スキルアップフライデーについては次で簡単に説明します。
スキルアップフライデーについて
以下のようなレギュレーションを設けました。
- 毎週金曜日10時~15時(4h)を技術目標に対する時間にあてる
- 時間中はデイリースタンドアップを含む全てのミーティングを行わない
もっと細かい話はありますが、それらは随時QAとしてドキュメントにまとめています。 また、フライデーでは無くなりますが、上記以外でまとまった時間の確保を行いたいなどの要望もあり、技術メンターと相談してもらえればOKにしています。
1ヶ月ぐらいやってみて
まずは小さく始めるため、対象をアドテク事業に絞って実施しています。
実際初めて1ヶ月の手応えなのですが、
まず、手ぶら面談は大成功で、以前は平均で2週間、長いと1ヶ月以上かかっていた技術目標設定が、1週間以内に短縮することができました。
スキルアップフライデーについては、最初はみんな戸惑っているようでしたが回を重ねる毎に馴染んで来ているようです。
2回目の実施中の様子
歌は気にするな!じゃなく、壁の絵は気にしないでください。
あと、毎回アンケートを取っているのですが、取り組む時間が徐々に長くなって来ています。
1回目実施後のアンケート
2回目実施後のアンケート
ちょっとだけ改善中
今後も、みんなが自分のスキルアップに集中できる環境を作り、組織に還元してもらうよう、少しづつ改善を加えていく予定です。
おわり