glaceabilityとデバイス

日本の皆さん、こんにちは。Z USAの(@hatone)です。

様々なメディアで一通りGoogle I/Oの内容が発表され、落ち着いた頃かと思います。
激混みと表現してもおかしくなかったGoogle I/Oを如何に回ったか?個人的な視点から1日目のレポートをしていきます。

■すごく混むKeynote
Keynoteはとてつもなく混むという噂でした。
そして今年も朝8時頃から並んだ人々でさえ、開始の時間になっても会場に入れず30分以上はKeynoteを見逃す事になってしまうという惨事だったそうです。 

keynote

 "だったそうです。"と書いた理由は、ありえないレベルで混む・並ぶことを聞いていたので、

Keynoteを見逃すのはちょっと…と思い、私はオフィスでライブ配信を見ていました。

Keynoteが終わって早速会場へ向かうと、とても賑わっていました。

混雑

■Project Tango
一見謎に見えるブース。
長い待機列が出来ており、皆さん一心不乱にタブレットを覗きながら身体を動かしています。
この人々には私たちに見えない"何か"が見えているようです……。

AR

中身はProject Tangoのデバイスを使い、落ちているコインを拾っていくゲームでした。

中ではジャイロセンサーだけではなく、位置推定用のカメラまで付いているのが特徴的なデバイスです。
特徴点を沢山取得して処理しているはずなのに、サクサク動いて、デバイスの進化に感動です。

ar_game

この後、試しに位置を判別するために搭載されたカメラを手で覆ったところ、特徴点をとれなくなりアプリがハングアップしました。
スタッフに笑われて終了となりました。

■Code Lab

このブースはCode Labと呼ばれており、置かれたPC端末から自由に実装したりチュートリアルを試すことができます。
私は、Polymerを使ったハンズオンを試してみました。
わからない場合は近くのGooglerに助けてもらうことが出来ます。

codelab

 

PCの横にNFCリーダーが置かれており、ひとりひとりの参加者を識別して端末にログイン出来る形になっていました。


■入れない人々が続出するセッション

"What's new in Android"というセッションでは、会場に参加者が入りきれず、いくつかのセッションは廊下でライブ配信を見てくださいという状況になっていました。

 

ちなみに会場内のWifiが非常に悪く、動画が結構な頻度でストップしてしまいます。
回線の調子が遠くのブースへ行っても良いのですが、入り口前で待っていると中へ誘導してくれる場合もあります。 
中に入って講演を聞けるのを待つか?純粋に学ぶ為に、回線が安定した場所でビデオを見るか?とても戦略を考える展開になりました。

■"Design for wearables"
Google Wearの特徴は腕時計型であることで、これは携帯電話型の端末よりも高頻度でディスプレイを見ることができ、情報を細やかに受け取れることが強みです。
そして、そこに、新しいユーザ体験を生み出す可能性を秘めています。

 

 

 

 


しかし、身に付けるために画面が小さいのが特徴となっています。

そこで提唱されているのが"glaceability"です。
これは、一瞬ちらっと見ただけで任意の情報をいかに伝えるか?というデザインのことを示していて、それに関するセッションでした。

左の画像と右の画像では、見る対象が6箇所 vs 3箇所となっており、右のほうがglaceabilityに優れています。

glaceability

 


セッションの終了時には、このように中央に並んで、発表者へ直接質問することができます。
開発者と直接話すきっかけや時間がしっかり設けられていました。

質疑応答

 

ちなみにこのセッションは見るために、発表会場に20分以上前に席取りしてやっとでした。

■そんなこんなで1日目が終了
セッションもだいたい終わり、1日目が終了しました。

 

実は1日目は様々なモノが期待ほどではないと感じたのが1日目の率直な私の感想です。
ワクワクな世界はそこに在るのではなく、自分で作らなければならない。と、開発者の祭典であらためて思いました。

またそこから、楽しまなくては損!と思い、奮起したのが2日目でした。